日本の美意識
日本の文化資産を
次世代へ
of Japanese beauty and culture
この度のリニューアルを経た八芳園は、建物と庭園の境界を限りなくなくすことで、美意識が凝縮された空間へとへと生まれ変わりました。日本庭園・建物それぞれに価値を持たせながら自然を尊重した原点回帰の姿勢は、次世代への継承と新たな価値創造を象徴しています。
設計・監修:山﨑健太郎氏インタビュー
(Celebration Hall -The GARDEN- 設計についての記事はこちら)
八芳園の文化資産である日本庭園と建物の境目を限りなくなくし、庭園を望むメインエントランスから続くメインロビーは、「日本の、美意識の凝縮」を象徴する空間として、福岡県大川市の伝統工芸”大川組子”と、八芳園の庭園が融合した空間として皆様をお迎えできるようになりました。
作品名:光風庭伝(こうふうていでん)
日本庭園を象徴する松は、古来より長寿や繁栄を表す吉祥の象徴として大切にされてきました。
風雪に耐えながらも四季を超えて常に緑を湛える姿は、生命の逞しさと永遠の美を物語ります。
本作品「光風庭伝」は、その松を中心に据え、光の移ろい、風の息吹、庭に宿る自然の力強さを、数々の職人の技によって表現しました。
組子の繊細な意匠、金箔やプラチナ箔の輝き、水墨画が表現する躍動感──それぞれの技が響き合い、まるで庭園が広がるように皆様をお迎えする空間を彩ります。
伝統を受け継ぎながら新たな美を創造する、この作品に込められた思いは「継承と創造」。
「光風庭伝」は、過去から未来へと続く日本文化の精神を映し出し、訪れる方の心に深く刻まれることでしょう。